小さい小さい針の穴からのぞいた長崎の風景と日常の小さなしあわせ


by miifaiyu

影響が出るのは数十年後なのです

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長崎で生まれ育った私、両親も祖父母も長崎人。
両親ともに被爆者です。
母は爆心地から2.4キロの上西山で被爆した。
原爆直後にそこから琴海の親戚の家へ爆心地を通って疎開し、
終戦後にまた爆心地を通って自宅に戻った。
祖父は仕事で何度も何度も爆心地のあたりを通ったらしい。
そして祖父は60代でガンになり亡くなった。
母は祖父のガンは絶対に原爆のせいだと最近になって思うようになったと
言っている。
あの当時は内部被曝という知識は一般の人には皆無だったと思う。

母も昨年にガンが見つかった。被爆から60年以上。因果関係は確かにわからない。
でも親類にガンの人が多いのも事実だ。
母の一番下の弟は戦後生まれの被爆2世。
広島と長崎に特に多いという病気を発症している。
だけどそういう事実があることは当事者以外はほとんど知らないと思う。

福島原発爆発直後、政府はただちに健康の被害はないと言った。
裏をかえせば何年後何十年後には健康被害があるということではないのか?
あの時もそう思ったけど、今ますますそう思うようになった。
原爆は上空で爆発した一瞬だけど、福島は今でも放射能を放出しつづけている。

影響が出るのは何十年後、もしかしたら出ないかもしれない、放射能の影響だとは
いいきれないかもしれない、それでも少しでもその影響が考えられるのであれば
できるだけリスクは排除して欲しい。
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by miifaiyu | 2013-01-22 20:54 | いのり